12月1日(土)、東京・秩父宮ラグビー場では2試合が行われた。12時からキックオフされたのはトップイーストディビジョン1の全勝対決、クボタスピアーズ対三菱重工相模原ダイナボアーズだった。試合終盤までどちらが勝つかわからない展開となったがクボタが三菱重工相模原を23?20で破り、全勝優勝を達成した(天候:晴れ時々雨、観客数:5002人)。
先制はクボタ、「前半から飛ばしていこうと話して臨み、良い試合の入りができました」(クボタ・石倉俊二監督)

先制トライはクボタがLO鈴木がモールを押しこんだ!
前半、先制したのは、昨年度、あと一歩のところでトップリーグ再昇格を逃したクボタだった。10分、ゴール前ラインアウトからFWだけでなくBKもモールに参加し、そのまま押し込み5-0。さらに9分、11月の欧州遠征で代表として活躍した日本代表CTB立川理道がラインブレイク、内をフォローしたWTB柴原英孝がターンして相手をかわして右中間にトライ(10-0)。「前半から飛ばしていこうと話して臨み、良い試合の入りができました」(石倉俊二監督)

11月日本代表の遠征でも活躍したクボタCTB立川
だが、前半途中から雨が降り出すと、三菱重工相模原は「今週やってきたことができた」(高岩映善監督)と振り返ったように、激しいディフェンスから相手のミスを誘い、徐々に主導権を握る。すると31分、FB阿久田健策の素晴らしいタップパスから、WTB椚露輝がトライを挙げ、イングランド代表経験のあるSOデイヴ・ウォルダーがコンバージョンをしっかり決めて10-7とし、前半を終了した。